めざせ!チマコッピ

ロードバイクを始めて丸4年。この度貧脚のくせにs-works tarmacに乗り換えました。奥武蔵をよく走っています。

ロードレースとドーピングに思うこと。

ツールが終わり、昨日、1998年、ツールのドーピングの調査報告がなされ、結果チッポリーニパンターニといった偉人もドーピングがあったことが発表された。

アームストロングから始まった問題ですが、初めて報道を聞いた時にアームストロングはなんて奴だなんて思ったし、自転車を始める前から知っていた英雄が行った行為に自転車レース自体にも失望もしました。

でも、今回の発表に正直全く驚かなかったし、失望もしませんでした。

なぜならタイラーハミルトンのシークレットレースを読んでいたから。
あの時代、と言ってもつい最近までロードレース界は、「パンと水」では勝てなかった。
本の内容は割愛しますが、なぜドーピングしたのか、しなければならなかったのか詳しく書いてあります。(ロードレース好きならぜひ読むべき!翻訳も見事です。)
上位のほぼの全員選手が、ドーピングしており、その状況では、ドーピングをしてはじめて対等な立場に立てるわけで、単にドーピングはよくないだけでは解決しなかった時代だったようです。
赤信号、みんなで渡れば怖くないって感じかな?
もちろん、ドーピングは良くないし、肯定するわけでもありませんが。

なので、この本を読んだあとは、全てを剥奪されたアームストロングにもむしろ同情する部分がありました。

今回の発表では、もうおそらくみんなやっていたとわかっていることだし、黒であっても結果は取り消されないわけで、何の為の発表なの?と思う次第です。

奇しくも今年のツールで、フルームが強すぎた為、彼にもドーピング疑惑が生まれ、マスコミも露骨に聞いていましたよね。少し異常な感じすらしました。

でも、それに毅然と受け答えをしたフルームは、強くビックマウスという悪童的イメージから、新しい自転車界の象徴として受け止められたとも思います。(ウィギンスの話をしちゃうあたりは相変わらずですが)


ドーピングスキャンダルで自転車レースに冷めた人やスポンサーも多いと思います。そして、ドーピングはあってはならないことだと思います。
でも、僕は、まだ自転車レースを嫌いにはなりませんし、自分もロード乗りの端くれとしてもっと応援していきたいと思います。

なぜなら、自分がロードに乗り、レースに出て、このスポーツがいかに辛く、過酷、残酷で気持ちよく、美しいか知ったから。
3週間、毎日200キロを走り続けるなんて、とても真似できません。

まだ自転車レースをしっかり観るようになって日が浅いですが、少なくともこれからは公平でクリーンな競争であって欲しいと思います。
そして、この素晴らしい競技が興行から真のスポーツになる事を期待したいと思います!